MUSIC
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2023年9月1日リリース
NEW ALBUM
「メグルハ命」
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VIDEO
アルバム「メグルハ命」より
「母への讃歌」ミュージックビデオ
アルバム「メグルハ命」より
「悠久の記憶」ミュージックビデオ
メグルハ命 Tour In 大阪 [LIVE]
50Years with the Violin 2023.9.30 [LIVE]
ALBUM「メグルハ命」ダイジェスト
LIVE
PROFILE
僕は そんなに大した事をしてきた人ではない、その割には上手く行っている方だと思う。こうして好きな音楽を続けられる事が幸せ
去年55歳になって、5歳からバイオリンを始めて50年。「そんなに長くやっているのに、この程度か?」っと思った。
バイオリンはとても難しい楽器だ、奥が深いと思う。最近やっと楽しく弾ける様になってきた
この50年が無駄だったとは思いたくないけど 有意義だったのか? それは解らない
僕はあまり過去を振り返らない(あまり覚えていないとも言う)では未来を見ているのか? (目標やビジョンはあまり考えない)そうでもない。
今を生きていると言えばカッコいいが、あまり深く考えないんだと思う。ボーッとしている事も多い・・・
僕は音楽一家に生まれ、父はクラシックの声楽 母はピアノや電子オルガンの先生、姉はピアノやパイプオルガンやチェンバロ、そして僕がバイオリン
ウチの常識は世間とは違った。
小さい時は自主的にバイオリンの練習をする事はなかった。なので、いつも怒られながらだった。
そんな音楽との付き合いの中
中学1年の頃 父が買ってきてくれた1冊のピアノの本は気に入った
昔の映画音楽を簡単にアレンジされている本で「慕情」とか「ムーンリバー」などを弾いて楽しんだ
ピアノは下手でも怒られないから、気軽に弾けて良かった
中2から高2まではギターに夢中になった
バイオリンの練習は以前よりしなくなったが 細々と続けた。その当時教えてくれていた先生には本当に申し訳ないと思う
しかし夢中になったギターも、自分の部屋で小さい音でチャリーンと弾くくらいで、半ば隠れて練習している様なものだった
いろんな音楽を聴いた
洋楽のポップスやロックやハードロック・ヘビーメタル・ブルースなど
その頃 学校の成績は最低で
高校と名の付く所には行けません、とハッキリ言われた。
でも改心はせず、最低の高校に入った
ヤンキーがたくさんいる学校だったが、なんか気楽で楽しかった。バンドをやっている友達もいた
そんな学校で呑気にやっていたので、とても大学に行ける様な学力ではなかった。
しかし音楽さえ出来たら入れる大学があるから、そこへ行けと父に言われた。
僕はどこかで働こうって思っていた
働きながらバンドをやりたいと思っていた。
いやいやながらも、少しは受験勉強をした、受験勉強と言っても、バイオリンやピアノや音楽理論の勉強で楽しそうに見えたかもしれない。
大学受験は思いの外楽しかった。同じ年の人がみんな一生懸命 音楽をやっていて、みんなキラキラ輝いて見えた。
当時 私のバイオリンは、音程も酷く、音色も汚く、雑な弾き方だったと思うけど、音楽的と言うか、感情むき出しみたいな激しい音楽をしていたと思う(曲はモーツアルトだったけど・・)
大学の先生の中で
そんな僕の演奏を聞いて「こいつ面白いやん」って言った先生がいるらしい。 その一声で大学に入れた!
ギリギリで入ったものだから、最初から落ちこぼれていて(普通音大に行く人が中学くらいに弾いている曲しか弾けなかった)ついて行くのに必死だった。
4年間必死は続いた・・・
教えてくれた先生が最初のレッスンの時に言われた言葉を覚えている
「音楽の大学に行くって事はプロになるという事なんですよ!その覚悟はあるんですね」
僕のあやふやな気持ちはバレバレだったんだろう
ただ「はい」とだけ言った様な気がする
大学のサークルでJAZZ研というのがあった。作曲専攻でピアノが上手な友達がいて、そいつと一緒に時々遊びに行った。
部員にはならなかったけど、セッションを時々して楽しんだ
大学を卒業すると、やれやれ やっと解放された!と思った。
卒業して就職はしなかった する所も無かったけど・・・
しばらくして、友達の紹介で昔のパソコン用のゲームを作っている人と出会った。
スロベニア人のボスと ロシア人のプログラマー、そして音楽の作曲編曲が僕、たった3人でパソコンゲームを作っていた
バイオリンも時々プロのオーケストラのエキストラで弾きに行ったり、大学のオーケストラを手伝いに行ったりして弾いていた。
しかし
ギターを弾いていた頃のトキメキやピアノで古い映画音楽を弾いた時の あの感触はない、何故だろう?
クラシックというジャンルが合っていないのか?と思って、結婚式や披露宴でポップスをバイオリンで弾く仕事もやってみた
まあまあ楽しく出来たが
基本BGMなので、そんなにちゃんと聞いてくれている訳でもないので、やり甲斐にはならなかった。
そうこうしている時に、知り合いを通して、ギターの高井博章と出会った。
初めてリハーサルをした時に弾いた「ジプシー・ダンス」は衝撃だった。手応えがあった!
そのジュスカ・グランペールも来年で25周年だという
普段ジュスカ・グランペールではやった事のないことをやってみたい、自分の可能性はどこまで伸びるのか? もっと楽しい事はあるのか?
そんな想いでソロプロジェクトを立ち上げた
この活動を通して
一緒に山登りをする人、一緒にサーフィンをする人、一緒にツーリングをする人 みたいな
そんな音楽仲間、芸術仲間に巡り会えたらいいなぁって思う。
人生の後半も これと同じくらい
たくさんの事が書けたら 素敵だと思う。
長い文章を最後まで読んでくれて
ありがとう!